2011年7月27日水曜日

Android携帯(SH-03C) からルーター越し(WR8700N)にPCをWOL(Wake On Lan)してみました!

Android携帯(Sharp SH-03C)は、色々なアプリを組み合わせることにより次第に使い勝手が良くなってきており、今ではすっかり手に馴染み日常生活に無くてはならない物になってきました。

外出時には、携帯からサーバーにアクセスし管理することもあります。サーバーは24時間稼働ですのでいつでもアクセスOKで下記ソフト等でゴニョゴニョやっています。

  • TeamViewaer(AndroidからPCリモート)
  • ConnectBot(SSHクライアントターミナル)
さて、自宅では、PT1を組み込んだ自作PCを稼動させてます、こちらは録画時にスタンバイモードから復帰、終了するとまたスタンバイモードに入るように設定しています。(まあ少しは節電しているかな??)

普段、録画したTSデータは東芝Regzaテレビで視聴していますが、Android携帯から見れないか調べてみたらありました。
  • Qloud Media(Android携帯電話にPCからのストリーミングをサポート)
    Android Market
これは凄い!感激です。PCにQloud サーバーをインストールする必要がありますが、生のTSファイルをストリーミング変換しながら、ほぼ完璧に視聴できます。シークも出来るし使い勝手も良いと思います。

ならば・・・外出先から視聴したくなります。しかし自宅PCは普段スタンバイモードで待機中です。

ということで、携帯(SH-03C)からWOL(Wake On Lan)が出来るようにしてみました。

実際には、録画データを見る機会は少ないと思いますが、自宅PCがリモートでONに出来ると何かと便利そうだったので・・・・

まずは参考サイトの紹介(サイト運営者様ありがとうございます、感謝!感謝!)

LAN工事ドットコム
自宅のPCをネット経由でパワーオンして使う
WOL インターネットからパソコン遠隔電源オン!
ポート開放 方法

Googleで検索するとルーター越しにWOLを行うには少なからず敷居が高そうです。
一番の問題点は
これには困りました。
当方のブロードバンドルーターは、「Buffalo WZR-AMPG300NH」という機種でWOLには対応していない。
如何しようか迷ったが、以前から機器の安定性には好評で気になっていた「Aterm WR8700N」を購入する事にした。
(出費は痛いが他の方法を考えるとこの方が安上がりと思う。ローカルネットワーク内の常時起動PCまたはWOLリピータから遠隔操作する方法もあるが、本末転倒のような気がする)

さあ、いよいよ設定法だが今回は、ローカルネットではWOLが可能な状態を前提とします。
私の場合、途中でいくつか躓いた点があったので簡単に紹介しておきます。

A.PCのWOL設定
  1. PCの電源・Bios・LANカード設定

    電源やLanカードも対応していなければいけません
    PCによって各々設定が違うのでここを参考に調べましょう
     
  2. PCのネットワーク・アダプターの設定(詳細設定タブ)

    [コンピュータの管理]->[デバイスマネージャー]->[ネットワークアダプター]->[有線LAN]

    詳細設定」タブで Wake On LANに関する項目を設定する。

    ネットワークカードによって項目が微妙に違うのでそれぞれ注意して設定すること

    当方の環境では、下記のように設定

    イーサカード:Marvell Yukon 88E8001/800308010 PCI Gigabit Ethernet Controller
    詳細設定(Advanced)タブ

    • ウェイク アップ機能->「マジック パケットとパターン マッチ」
    • シャットダウンからの起動->「オン」
      -
  3. PCのネットワーク・アダプターの設定(電源の管理タブ)

    [コンピュータの管理]->[デバイスマネージャー]->[ネットワークアダプター]->[有線LAN]

    電源の管理」タブで下記をチェックする

    • 電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)
    • このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする(O)
    • Magic Packetでのみ、コンピューターのスタンバイモードを解除できるようにする(N)
    • ----- または-----
    • 管理ステーションでのみ、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする(M)

    この三番目の「Magic Packetでのみ・・・・」と四番目の「管理ステーションでのみ・・・・」の項目はネットワークアダプターによってどちらかが表示されます。
    どちらも同じ意味なので必ずチェックすること。
    もしチェックを忘れるとスタンバイモードに入った後、予期しない時に起動してしまうことがあります。
    これに嵌り、時間をロスしてしまった。
    -
  4. PCのネットワーク・アダプターのネットワークアドレス及びMACアドレスを知る

    「コマンドプロンプト」から「ipconfig /all」コマンドで確認する

    当方の環境では

    Physical Address(MACアドレス):00-22-15-xx-xx-xx
    IP Adress(ローカルIPアドレス):192.168.10.60
B.Androidアプリのインストール
  1. Wol Wake On Lan Wan のインストール

    インストール自体はなんら問題ないでしょう。
    設定する場合は「Add New」ボタンを押しましょう。

C.ローカルネット内でのWOLにトライ
  1. ソフトの設定

    Name 任意入力
    MAC 上記で調べたMACアドレスを入力(00-22-15-xx-xx-xx
    IP or Domain 上記で調べたPCのローカルIPアドレスを入力(192.168.10.60
    Port 任意入力(他のポートと重ならないように・・・)(9
    Send as Broadcast チェック
    Subnet 255.255.255.0
    Send Multiple チェック
    Packet Count 5
    Interval 1
  2. WOL試験

    ローカルネットワークにWiFiで接続、ソフトを起動、「Send Packet(s)」を実行し起動を確認する
     
  3. 考察

    ブロードキャストを指定しないと起動しない!訳分からない!!
    もしかしたら、ARPテーブルの関係かな?
D.ルーター越しのWOLにトライ
  1. ルーターの設定

    ルーターの管理画面を開き

    [詳細設定]->[ポートマッピング設定]

    LAN側ホスト 192.168.10.255
    プロトコル UDP
    ポート番号 任意入力(Androidのソフトと同じに設定)(50060
    優先度 任意入力

    LAN側ホストアドレスは、プライベートLANのブロードキャストアドレスを指定すること
    ブロードキャストアドレスの意味がわからない場合は、ここを参考に値を求めましょう

    パケットフィルター設定はしなくてよい
    他のサイトを拝見すると、「ポートマッピング設定」と「パケットフィルター」の両方を設定するように解説されているところがあるが、「WR8700N」の場合は「ポートマッピング設定」だけでうまくいきます。
    -
  2. ルーターのグローバルアドレスを調べる

    ルーターの管理画面を開き

    [情報]->[現在の状態]->[WAN側状態]->IPアドレス/ネットマスク
    IP Adress(グローバルIPアドレス):xxx.xxx.xxx.xxx
    -
  3. ソフトの設定

    Name 適宜入力
    MAC 上記で調べたMACアドレスを入力(00-22-15-xx-xx-xx
    IP or Domain 上記で調べたルーターのグローバルIPアドレスを入力(xxx.xxx.xxx.xxx
    Port 適宜入力(他のポートと重ならないように・・・)(50060
    Send as Broadcast チェックしない
    Send Multiple チェック
    Packet Count 5
    Interval 1
  4. インターネット越にWOL試験

    3Gで接続、ソフトを起動、「Send Packet(s)」を実行し起動を確認する
    -
  5. 検証

    上手く起動しました。
    ルーター側で、ブロードキャスト信号を出すので、Androidアプリでは指定しないでOK?

以上でルーター越しにWOLが出来るようになりました。

実は「WR8700N」等のNECのWOL対応をうたったAtermシリーズでは、もっと簡単にインターネット上からWOLが出来ます。というか、そちらの方がメーカーが最初から提供している方法です。
  • Android携帯でブラウザでルーター画面(WOL管理画面)を開き、そこからLAN内のPCを起動する
しかし、いちいちブラウザを開き操作するなんて面倒です。やっぱり、Android アプリで手軽に操作できた方が良いですね。

などと思いながらWOLを楽しんでいましたが、ここにきて「WR8700N」のWOL管理を直接操作するAndroidアプリが出ました。

ホームコネクト for Aterm

なんともすばらしいソフトです。Atermシリーズをお持ちの方は是非インストールして損はないものです。
対応機種 NEC Aterm
WR8700N、WR8600N、WR8370N、WR8170N、WM3500R

    2011年7月4日月曜日

    Sharp 3D SH-03C の root化とWiFiテザリング

    Sharp 3D SH-03Cを購入して約半年が経ち、今ではすっかり落ち着きましたが、現在Docomoサイトでは型落ちとなり、新機種が出回っております。ちと寂しい!!

    しかし、先月にはAndroid2.2へバージョンアップし、使い勝手も少しは良くなりました。そんな中、以前から気になっていたSH-03Cのroot化が、Android2.2でも出来るらしいのでトライしてみる事に、さらにこれまた最大懸案であったテザリングにも挑戦しました。

    結果、root化及びテザリング共に成功いたしました。先人の方々に感謝!感謝!です。

    root化と言っても完全なものではないようです、プリインストールアプリ削除などは出来ません。
    しかしテザリング機能ができれば私にとって目的の半分位は達成したも同じですので非常に満足しています。

    飛散防止フィルム剥し、Andorid 2.2による操作性向上、SDメモリーへのアプリ移行それに今回のキャッシュ削除によるメモリー開放、テザリングなどなどの恩恵で、後一年間位は使用に耐えるでしょう・・・タブン・・・


    ここからは、お決まりの自己責任ということでお願いします。

    携帯が文鎮化しても当方は一切責任を負えませんのであしからず。
    また、当然のことながら、ここで紹介した情報公開されている方々への責任転嫁もご法度です。

    では、早速手順を紹介しましょう。

    大まかには
    A.JDK及びAndroid SDK のインストール
    B.SH-03C 用 USB ドライバのインストール
    C.ADB/Fastboot USB ドライバのインストール
    D.一時root権限取得とroot権限取得
    E.テザリングソフトの導入

    では、各項目を少し詳しく

    A.JDKとAndroid SDKのインストール

    【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版)」を参照
    Android SDKのインストールまで詳しく紹介されています。感謝です!

    PCが32ビット(x86)環境の場合は、上記サイトに従って行えば難なくインストールは完了するでしょう。
    しかし、64ビット(x64)環境の場合は、若干注意が必要です。
    • JDKは、x86版をインストールすること。Android SDKがx86版しか認識しません。
    • Android SDKのインストール先は、「C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk」となるので環境変数Pathの設定も変わってくる。

      Path=C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\tools;C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools;

    • SDKのインストールまで終了したら、 コマンドプロトで「adb」が使えるか確認してみます。

      1. コマンドプロンプトを開いて、「adb.exe」と打ち込んで「Enter」を押します。
      2. adbのヘルプメニューがズラ~っと出てきたらOKです。
      3. エラーが出た場合は再確認してみましょう。
    B.SH-03C 用 USB ドライバのインストール
    1. ここからSH-03C用USBドライバをダウンロードする
    2. ダウンロードしたSH-03C_driver.exeを実行し、展開する
    3. SH-03C_driverフォルダの中のSH03C_driver.exeを実行し、ドライバをインストールする
    C.ADB/Fastboot USB ドライバのインストール
    1. ここから「SHARP共通ADB USBドライバ」をダウンロードする
    2. usb_driver_SHARP_r3.3.zipを解凍する
    3. SH-03Cの端末設定の"USBデバッグ"にチェックを入れる
    4. SH-03とPCを付属のUSBケーブルで接続する
    5. Android Composite ADB Interfaceを認識し, ドライバのインストール画面が起動する
      ここで、ADB Interfaceをうまく認識しなかったら「デバイス マネージャー」を開き確認。
      」が付いていたら、ドライバーの更新で次「6.」へ進む。
    6. ドライバ格納先に, 先ほどドライバソフト解凍でできたディレクトリー"usb_driver_SHARP"を選択し, ドライバをインストールする
    7. MicroSDを挿入している場合, USB接続モードが"カードリーダーモード"になっているので, "高速転送モード"に変更します。
    8. 次にコマンドプロンプト上で「adb devices」と打ち込みます、しばらくして接続されているデバイスが表示されたら準備OKです。
    D.一時root権限取得とroot権限取得
    1. 一時root権限取得のためのツール「rootkit_is03_0430.zip」をここからダウンロードします。
      zipファイル内の「rootkit_is03_0430」ディレクトリーをCドライブのルートに解凍し、適当な名前にリネームします。私の場合は「rootkit_IS03」に変更した。
      この中に「Superuser.apk」と「jackpal.androidterm.apk」が含まれている。

    2. root権限取得のためのツール「sh03c_rootkit_20110611.zip」をここからダウンロードします。
      zipファイル内の「sh03c_rootkit_20110611」ディレクトリーをCドライブのルートに解凍し、適当な名前にリネームします。私の場合は「rootkit_03C」に変更した。

    3. root権限をON・OFFするツール「IS03rootsw」 をここからダウンロードします。
      ダウンロードした「IS03rootsw.apk」を上記の「rootkit_03C」ディレクトリーに移動します。

    4. 一時的にroot権限を取得する準備をします。
      コマンドプロンプトを開き、「C:\rootkit_IS03」へ移動し下記のコマンドを随時実行します。
      C:\User\xxxxxx>cd C:\rootkit_IS03
      C:\rootkit_IS03>adb push data_local /data/local/
      C:\rootkit_IS03>adb shell chmod 755 /data/local/is03break
      C:\rootkit_IS03>adb shell chmod 755 /data/local/autoexec.sh
      C:\rootkit_IS03>adb shell chmod 755 /data/local/busybox
      C:\rootkit_IS03>adb install Superuser.apk
      C:\rootkit_IS03>adb install jackpal.androidterm.apk
      C:\rootkit_IS03>adb reboot
      コマンドプロンプトはそのまま、SH-03C携帯端末はUSBケーブルで繋げたままリブートします。
      リブート後、暫くするとプロンプトが現れますので、すかさずプロンプト上で
      C:\rootkit_IS03>adb shell /data/local/is03break
      error: device not found
      C:\rootkit_IS03>adb shell /data/local/is03break
      error: device not found


      以下繰り返し
      上記コマンドを入力、コマンドプロンプトで履歴機能(↑キー)を使って、SH-03Cの電源オンから起動完了するまでの間、実行を繰り返します。(15-20回ほど?)
      リブート直後は、反応しませんが途中でコマンドが実行されます。 
      C:\rootkit_IS03>adb shell /data/local/is03break

      [**] Gingerbreak/Honeybomb -- android 2.[2,3], 3.0 softbreak
      [**] (C) 2010-2011 The Android Exploid Crew. All rights reserved.
      [**] Kudos to jenzi, the #brownpants-party, the Open Source folks,
      [**] Zynamics for ARM skills and Onkel Budi

      途中略・・・・・・・

      [!] dance forever my only one
      と、表示されれば成功です。「5.root権限を一時取得し、local.prop を作成します。 」へ進む
      もし、
      Cannot copy boomsh. :  Permission denied
      上記のように表示され失敗したら下記コマンドを実行
      (一度root化に成功した後、再度検証した時この様な状態になりチョット焦りました。)
      C:\rootkit_IS03>adb shell
      $ rm /data/local/tmp/boomsh
      $ rm /data/local/tmp/sh
      再度「4.一時的にroot権限を取得する準備をします。」からやり直す。

    5. root権限を一時取得し、local.prop を作成します。
      C:\rootkit_IS03>adb shell
      $ /data/local/tmp/sh
      # cd /data/local
      # cat local.prop > /data/local.prop
      adb shellのプロンプト「$」が「#」となればroot権限を一時取得しています。メデタシ!メデタシ!
      exit」コマンドを入力し、adb shellから抜け出し、プロンプト画面に戻ります。

    6. 次にroot権限の取得を行います。
      コマンドプロンプトで、「C:\rootkit_03C」へ移動し下記のコマンドを随時実行します。
      C:\rootkit_IS03>cd C:\rootkit_03C
      C:\rootkit_03C>adb push data_local /data/local
      C:\rootkit_03C>adb push local.prop /data/local.prop
      C:\rootkit_03C>adb shell chmod 555 /data/local/autoexec.sh
      C:\rootkit_03C>adb reboot
      再度、リブートし、ルートOn・Offアプリをインストールします。
      多分、リブートする前でもOKでしょう。
      C:\rootkit_03C>adb install IS03rootsw.apk
    E.テザリングソフトの導入

    アンドロイドマーケットで「Barnacle Wifi Tether」を探してインストール
    使用方法については、各自で検索してね!

    現在、動作を確認したもの
    • Superuserに登録できたアプリケーション
    • 各々のアプリの全ての機能を検証したわけではありません
      完全なroot化ではないので機能しないものが多いかも

    Superuser ◎ rootアプリの管理?
    IS03rootsw ◎ rootのON・OFF
    Jacpal.androidterm ◎ ターミナル
    Barnacle Wifi Tether △ WiFiテザリング アドホックモードでPCと接続OK
    Titanim Backup △ アプリ本体及びデータのバックアップ、プリインストールアプリの凍結はOK
    Root Exploer △ キャッシュ削除
    ShootMe ◎ 本体だけでスクリーンショット
    PowerTutor ◎
    ClockSync ◎
    WiFi Keyboard - 検証していないので??
    AntTec App Manager △ よくわからん!
    AdFree ◎ アプリの広告を消す

    最後に
    rootkit作成者の「goroh_kun」さん
    IS03 root switch作成者の「Isawo-Kikuchi」さん
    ただぐだぐだと(新)運営者の「takef0845」さん
    価格.comの「†うっきー†」さん
    他ネットの先人の方々本当にありがとうございます。

    追記:2011/07/07
    root化してテザリングが成功したときは、めちゃ感激しました。これまで時々使っていたDWR-PGをどうしようか思案中です。

    2-3日使用してみて、root化の恩恵を感じたのが、
    • 勿論テザリングが出来るようになったこと。
    • data\cache内のキャッシュデータを消せたこと。
      結果メモリーが、35MB→140MB と増えた。
    • うざいプリインストールアプリアイコンが消せたこと。
    追記:2011/07/09
    ところどころ可筆しました。
    ただぐだぐだと(新)運営者の「takef0845」さんへの御礼が抜けていた事、お詫びいたします。
    ブログで紹介されているPDF文書は、是非読んでみましょう!

    追記:2012/05/27
    デザリング→テザリング 修正
    おもいっきり恥ずかしいことですが、「tethering」をデザリングと今日の今日まで思い込んでいました。

    今週から、SC-03C には引退していただき Galaxy Nexus SO-04D を購入してしまいました。
    本当は、年末まで使い続けるつもりでしたが、先週新幹線の中で紛失してしまい仕方なく機種変してしまいました。

    早速、root化しカスタムROMを導入しました。
    比較してみると、アプリのインストールは劇的に早くなったが、普段の操作性はSC-03Cもなかなか健闘しているかと思う。

    2011年6月23日木曜日

    VMware ESXi 4.1におけるバックアップソフト(TrueImage)イメージからのコンバート時の問題

    わたくし(hiyoko)が運用しているサーバーは、VMware Workstation 7 上で CentOS 5.6 を稼動させ公開していますが、数年前からチョット気になっていた「VMware EXi」が4.1にバージョンアップしていたので、余っているPCで試験してみました。

    PCへの導入は幾つかのサイトを参考にUSBメモリーから起動し、OSの導入、VMware Workstationからのコンバートも比較的スムーズに行えました。

    下記サイトを参考にさせてもらいました。管理者様ありがとうございます。

      ESXi導入については、ネットで多くの方々の記事が拝見できますので、そちらを参考にしていただくとして、わたくしは、導入の途中で躓いた事や気になったことを幾つか記録しておきたいと思います。

    ただし、キチンと事前に調べれば当たり前の事です。私みたいなあわて者が嵌るのでしょう!!

    A.VMware ESXi 4.1導入時
    • インストールするPCのハードウェアが対応しているかどうかを確認しておくこと。

      NICが対応していなかったのでintelの物を新規購入してしまいました ・・・

      Search the VMware Compatibility Guide
      -
    • ESXiを稼動させるPCは、専用機となる

      VMware Workstationは、PCのOS上から起動するため、仮想OSの操作がPC上から行える。
      PCのOS自体も何らかの作業が出来る。

      ESXiは、仮想OSを管理・操作するためのPC(vSphere Client)が別途必要となる。
    B.イメージのコンバート時
    • True Image(TIBファイル)のコンバートでエラーを発する

      コンバートできるTIBファイルは、2010以前のTrueImageで作成されたバックアップイメージ、近年の新しいバージョンではエラーがでる。

      これにハマリかなり時間をロスした。TrueImage 11 home を昔のアプリストックHDDから探し出し新規インストールして検証、上手くいきました。
      -
    • 古い物理マシーンをコンバートする場合は、HDD全体を選択する

      最初、パーティーションをコンバートして上手く行かなかった。多くの場合、HDD全体をコンバートした方が上手くいく確立が高そう・・・
    今回、ESXiを試験してみる事にしたのは、未だに稼動している古いPCの環境をそのまま仮想化する必要が生じたためです。
     VMwareの情報を集めているうちに、ESXi+VMware Converterの記事が沢山あり、ESXiも検証してみました。

    さて、古いPC(物理マシーン、メモリー256MB)をコンバートする場合、「vCenter Converter Standalone」自体がインストールできないため、一旦、TrueImage でバックアップイメージを作成し、これを コンバートする必要があります。

    TrueImage 11 homeは、メモリー128MBで稼動し、仮想マシンにコンバートできるソフトという事で、私にとってはあって良かった必須ソフトでした。

    参考 Disk Baxkup

    2011年6月5日日曜日

    「RMPrep」でThinkPad S30 USBメモリー(USB-FD)ブートを試みた

    一つ前の記事で「Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB(USB-HDD)」をThinkPad S30でUSBブートし、もうひとつのUSBメモリーと内蔵HDDで相互に読み書きできたことを報告しました。
    今回、A-DATA「PD8 1GB(USB-FD)」を用いて同様の試験を試みたので記録しておきます。

    早速、動作状況をここで紹介しています。


    機種

    • ThinkPad S30
    USBメモリー2個
    • A-DATA「PD8 1GB

      ThinkPad S30でブートするUSBメモリーの代表格GreenHouse「PicoDrive+」と同等品と見られるUSBメモリーです。
      PicoDrive+」は現在入手困難な状況ですが、このA-DATA「PD8」シリーズは現在でも楽天市場などで購入可能です。
      1GB(今回新規購入)と8GB(以前から所有)でブートを確認しました。

      前の記事で紹介した「Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB」とは、ThinkPad S30で認識の仕方が違います。

      USB-HDDとして認識 -> 「Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB

      • USBメモリー容量を全て利用可能->アプリの起動はOK
      • データ保存領域としては不可
        -
      USB-FDとして認識  -> 「A-DATA PD8 1GB

      • USBメモリー内のフロッピーイメージを1つ起動できる
      • 複数のフロッピーイメージを用意すれば、それぞれに起動できる
      • 小さいISOファイルも工夫次第で起動できました
      • 今回の作成方法は、「HP Drive Key Boot Utility」で作成した物と同等となる
        参考URL:ThinkPadS30いろいろ
        -
    • USBメモリー(データ用) 適当に・・・
    ブート作成ソフト
    • RMPrep
    ブートオペレーションソフト + USBマスストレージドライバー
    • FreeDOS Balder10
    • NOVAC ASPIマスストレージドライバー
      今回は、フロッピーイメージをAドライブとして起動していますので、他のASPIマスストレージドライバー(USB1.1)でも多分OKでしょう

    大まかな手順としては下記のような手順となります。

    A.FreeDOS Balder10 フロッピーイメージの作成
    B.USBメモリーへコピーする<ディレクトリー>の作成
    C.「RMPrep」の起動・USBメモリーの挿入
    D.「RMPrep」のパラメーター設定・書込み
    E.実機(S30)での検証
      A. FreeDOS Balder10 フロッピーイメージの作成
      1.  ここから balder10.img を落としてきます 。
      2.  WinImageVirtualFloppyDriveにてフロッピーイメージ「balder10.img」の中身を下記のようなディレクトリー構成に変更し必要なものを導入し、イメージファイル名を「balder10_USB144.img」とします。
        fdos> <d-nova> <jp> <kl> <tools
      3.  NOVAC ASPI マスストレージドライバーをダウンロードし、<d-nova>ディレクトリーに格納
      4. fdconfig.sys」の作成
        !switches=/f /n
        !MENUCOLOR=7,0
        MENUDEFAULT=0,30
        MENU
        MENU Machine         : ThinkPad s30
        MENU USB Memory Desk : Kingmax 16GB
        MENU OS              : FreeDOS 1.0 Balder10
        MENU App             : NTFS, Password Tools, HDD Tools, Backup Tools
        MENU
        MENU 0 - USB,   Start computer with Novac USB1          support.
        MENU 1 - DOS/V, Start computer with            DOS/V JP support.
        MENU 2 - USBJP, Start computer with Novac USB1 DOS/V JP support.
        MENU 3 - NON,   Start computer without Driver.
        MENU
        MENU
        !buffers=20
        !files=20
        !device=\fdos\himem.exe
        !dos=high,umb
        12?devicehigh=\jp\fontnx.exe
        12?devicehigh=\jp\vesapat.exe /JP
        12?devicehigh=\jp\dispvb.exe /hs
        01234?shell=\command.com /E=256 /P
        02?device=\d-nova\usbaspi.sys
        02?device=\d-nova\di1000dd.sys
        !lastdrive=z
      5. autoexec.bat」の作成
        今回、ブートするのは、フロッピーイメージですので、ドライブレターは「A:\」となります
        起動後は、起動USBメモリーは見えなくなります。
        @ECHO OFF
        SET TEMP=A:\
        SET TMP=A:\
        SET PATH=A:\;A:\FDOS;A:\KL;A:\TOOLS
        SET PROMPT=$P$G

        IF exist \fdos\keyb.exe \fdos\keyb JP
        IF exist \fdos\ctmouse.exe \fdos\ctmouse

        :end 
      6. フロッピーイメージの構成
        balder10_USB144.img
        kernel.sys
        command.com
        fdconfig.sys
        autoexec.bat

        fdos
        himem.exe
        keyb.exe
        keyboard.sys
        d-nova
        usbaspi.sys
        di1000dd.sys
        jp
        fontnx.exe
        vesapat.exe
        dispvb.exe
        fontn.ini
        04gzn16x.fnt
        guri19x.fnt
        ches.exe
        <kl>
        適宜
        <tools>
        第2USBメモリーからもツールは起動できるので、必要最小限で・・・
      B. USBメモリーへコピーする<ディレクトリー>の作成
      1. 「RMPrep」からコピーするディレクトリー<D:\A-DATA PD8>を作成しその中に二つのディレクトリーを作成する

        bootdisk> <syslinux
        -
      2. bootdisk>内へ上記で作成した「balder10_USB144.img」を移動
        -
      3. syslunux>内へは適宜必要なファイルを導入

        kernel.org
        Ring ミラー)から、syslinux-x.xx.zip をダウンロードし、ZIP内から必要なものをコピーします

        chain.c32\com32\modules\chain.c32)
        memdisk\memdisk\memdisk)
        menu.c32\com32\menu\menu.c32)
        poweroff.com\modules\poweroff.com)
        reboot.c32\com32\modules\reboo
        -
        jp106.kbd 直りんすみません!
        -
      4. syslinux.cfg」の作成
        syslinux>内に「syslinux.cfg」を下記内容で新規作成します。
        DEFAULT /syslinux/menu.c32
        PROMPT 0
        KBDMAP /syslinux/jp106.kbd
        MENU TITLE SYSLINUX Boot Options Menu
        MENU ROWS 18
        MENU TABMSGROW 22
        MENU CMDLINEROW 23
        MENU HELPMSGROW 23
        # MENU HELPMSGENDROW -1
        MENU COLOR unsel        1;37;44      #90ffffff #00000000 std
        MENU COLOR hotkey        1;37;44      #ffffffff #00000000 std
        MENU COLOR sel            1;37;46      #e0000000 #20ff8000 all
        MENU COLOR hotsel        1;37;46      #e0400000 #20ff8000 all
        MENU COLOR border        37;44        #40000000 #00000000 std
        MENU COLOR cmdline        1;37;46      #c0ffffff #00000000 std
        MENU COLOR scrollbar    32;44        #40000000 #00000000 std
        MENU COLOR tabmsg        37;40        #90ffff00 #00000000 std
        # F1
        # F2
        # F3
        # F4
        # F5
        # F6
        # F7
        # F8
        # F9

        LABEL FreeDos Balder10 USB ASPI 1.44MB
                kernel /syslinux/memdisk
                append initrd=/bootdisk/balder10_USB144.img floppy

        LABEL Disk1 (hd0)
            KERNEL /syslinux/chain.c32
            APPEND hd0 0
            TEXT HELP
                   *  Boot from  --  hd0 MBR
            ENDTEXT

        LABEL Disk2-swap (hd1 to hd0)
            KERNEL /syslinux/chain.c32
            APPEND hd1 0 swap
            TEXT HELP
                   *  Boot from  --  swap (hd1 to hd0) MBR  *
            ENDTEXT

        LABEL PowerOff
            MENU LABEL * Poweroff *
            KERNEL /syslinux/poweroff.com
            TEXT HELP
                   * PowerOff
            ENDTEXT

        LABEL Reboot
            MENU LABEL *  Reboot  *
            KERNEL /syslinux/reboot.c32
            TEXT HELP
                   * Reboot
            ENDTEXT
      5. D:\A-DATA PD8>内のファイル構成
        D:\A-DATA PD8
        <bootdisk>
        balder10_USB144.img
        <syslinux>
        chain.32
        jp106.kbd
        memdisk
        menu.c32
        poweroff.com
        reboot.c32
        syslinux.cfg
        *「ldlinux.sys」は、「RMPrep」からインストールします。
      C.「RMPrep」の起動・USBメモリーの挿入

      D.「RMPrep」のパラメーター設定・書込み
      1. Partition Size
        MAX
      2. Volume Label
        S30 USB
      3. Bootloder Option
        SYSLINUX bootable[LDLINUX.SYS+SYSLINUX.CFG]
      4. Filesystem and Overrides
        FAT16」 「Boot as FDD
        Use 64hd/32sec if possible
      5. Copy OS Files
        チェック 「D:\A-DATA PD8
      6. Prepare Drive
        書き込み開始

        syslinuxインストール時にはパラメーター2を選択
      E.検証

      USBメモリーと内蔵HDDは読み書きが出来ます。
      • 起動USBメモリー --> 見えなくなる
      • フロッピーイメージ --> Aドライブ
      • USBメモリー    --> Dドライブ 読み書きOK
      • 内蔵HDD      --> Cドライブ 読み書きOK
      前回同様USB1.1規格のため書き込み遅し、読み取りはまあまあかな??

      前回と今回の検証から、ThinkPad S30において、USBメモリーへのバックアップやOSのインストールがCDやFDD無しに簡単に出来るようになったと思います。

      ちなみにUSBメモリー上からLinuxの起動も時間が掛かりますが可能でした。

      ThinkPad S30をいまだに使ったり保管している方は、A-DATA「PD8シリーズ」を1個は持っていたほうが何かと便利でしょう。

      しかし、いまさら新規にOSのインストールなどやる気は起きませんが・・・

      最後に、ThinkPad S30は、Windows2000が軽くて一番!!

        2011年5月28日土曜日

        「RMPrep」でThinkPad S30 USBメモリー(USB-HDD)ブート成功

        以前の記事で、ThinkPad S30でUSBメモリー起動を報告していましたが、今回「RMPrep」で作成したUSBメモリーが無事に起動し、起動USBメモリー+USBメモリー+内蔵HDDが認識し、USBメモリー+内蔵HDDは編集もできました。ので作成手順を記録しておきます。

        なお、近頃のUSBメモリーブートが出来るパソコンであれば、同様な手段でUSBメモリーを選ばずブートできると思います。

        動作状況がこちらです。


        機種
        • ThinkPad S30
          USBブートが出来るメモリーが大変限定される機種です。
          今時こんな古いものを使用している人は少ないでしょうが、私にとって当時から大変気に入っている思い入れの深い機種です。
          現在、稼動品2台、パーツ取り用1台を所有
        USBメモリー 2個
        • Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB
          手持ちのUSBメモリーの中で、「USB-HDD」として認識する唯一の物です。
          ここで掲載しているようにBIOSの起動時、Boot画面で [Hard Drive]欄にUSBメモリーが表示されていれば今回の手順で起動OKかも・・・

          *BIOSの起動画面では、どんなUSBメモリーでも認識します。
          あくまでもセットアップのBoot画面で認識されていなければなりません

          s30で起動できるUSBメモリーの代表格GREEN HOUSEの「PicoDrive+」とそれと同等品と思われるA-DATA PD8シリーズ(1GB,8GBで確認)は、そもそもs30が認識する規格(USB-FD)が違いますので今回の方法では起動出来ません。
          -
        • USBメモリー
          基本的にどんなものでもOK、今回はpqiの32GBで検証
          上記の起動USBメモリー(Kingmax)だけで立ち上げても途中でstopします。

          ThinkPad s30は2つのUSBソケットがありますが、2つのメモリーをどちらに挿してもOKです。

          *s30以外のパソコンで立ち上げる場合は、BIOSのBoot画面で起動優先順位を起動USBメモリーにしておきます。
        ブート作成ソフト
        ブートオペレーションソフト+USB ASPIマスストレージドライバー
        • FreeDOS
          Finnixのサイトの「Balder10」を使用します。
          日本語キーボード、DOS/V対応まで行います。
          -
        • USB ASPIマスストレージドライバー
          このサイト
          の「DOSドライバ&ツール リンク集」で紹介されているように各種存在しますし、同じメーカーの物でもバージョンによって認識したりしなかったりします。パソコンにより試行錯誤が必要なようです。

          今回、ThinkPad s30 で試したところ、唯一「NOVAC ASPIマスストレージドライバー」の組合せだけがUSBを認識稼動しました。

        大まかな手順としては下記のような手順となります。

        A.FreeDOS Balderの展開
        B.Balderへの各種ドライバー、ツール組み込み
        C.「RMPrep」のインストール・起動・USBメモリーの挿入
        D.「RMPrep」のパラメーター設定・書込み
        E.実機(S30)での検証

          A.FreeDOS Balderの展開
          1. ここから balder10.img を落としてきます 。
            -
          2. WinImageVirtualFloppyDriveにてフロッピーイメージ「balder10.img」を適当なディレクトリー「D:\balder」に展開します。
            ソフトの使用方法については各自でどうぞ・・・
            -
          3. ディレクトリー配下に4つのサブホルダーを作成
            fdos> <d-nova> <jp> <kl> <tools
            -
          4. balder内のファイルのうち、「kernel.sys」、「command.com」を残し他のファイルは全て<fdos>ディレクトリーに移動
          B. BalderへのASPIドライバー、ツール組み込み 
          1. NOVAC ASPI マスストレージドライバーをダウンロードし、<d-nova>ディレクトリーに解凍します。
            -
          2. DOSツールについては各自必要なものを用意しましょう。
            ちなみに私の場合、ファイラー(K-Launcher)やNorton Ghost 2003、HDDツール、各種パスワードツール等を用意しました。
            kl> <tools
            -
          3. DOS/V化したりFEPをインストールする場合も、ここで特定のディレクトリーに用意しておきます。
            jp
            FreeDOS/Vのサイトから1.44M2HD版をダウンロードし、フロッピーイメージファイル内の<dos>ディレクトリーから下記ファイルを<jp>ディレクトリー内にコピーします。
            fontnx.exevesapat.exedispvb.exefntファイル3つfontn.iniches.exe
            -
          4. fdconfig.sys」の作成
            balder>ホルダーにエディターで作成
            !switches=/f /n
            !MENUCOLOR=7,0
            MENUDEFAULT=0,30
            MENU
            MENU Machine         : ThinkPad s30
            MENU USB Memory Desk : Kingmax 16GB
            MENU OS              : FreeDOS Balder 1.0
            MENU App             : NTFS, Password Tools, HDD Tools, Backup Tools
            MENU
            MENU 0 - USB,   Start computer with Novac USB1          support.
            MENU 1 - DOS/V, Start computer with            DOS/V JP support.
            MENU 2 - USBJP, Start computer with Novac USB1 DOS/V JP support.
            MENU 3 - NON,   Start computer without Driver.
            MENU
            MENU
            !buffers=20
            !files=20
            !device=\fdos\himem.exe
            !dos=high,umb
            12?devicehigh=\jp\fontnx.exe
            12?devicehigh=\jp\vesapat.exe /JP
            12?devicehigh=\jp\dispvb.exe /hs
            0123?shell=\command.com /E=256 /P
            02?device=\d-nova\usbaspi.sys
            02?device=\d-nova\di1000dd.sys
            !lastdrive=z
          5. autoexec.bat」の作成
            balder>ホルダーにエディターで作成
            @ECHO OFF
            SET TEMP=C:\
            SET TMP=C:\
            SET PATH=C:\;C:\FDOS;C:\KL;C:\TOOLS
            SET PROMPT=$P$G
            IF exist \fdos\keyb.exe \fdos\keyb JP
            IF exist \fdos\ctmouse.exe \fdos\ctmouse

            :end
            起動USBメモリー(Kingmax16GB)は、「USB-HDDCドライブとして認識されますので、パスの設定もこれに合わせています。
            -
          6. ディレクトリーの構成
            D:\balder
            kernel.sys
            command.com
            fdconfig.sys
            autoexec.bat

            fdos
            himem.exe
            keyb.exe
            keyboard.sys
            fdisk.exe
            format.exe
            d-nova
            usbaspi.sys
            di1000dd.sys
            ramfd.sys
            jp
            fontnx.exe
            vesapat.exe
            dispvb.exe
            fontn.ini
            04gzn16x.fnt
            guri19x.fnt
            ches.exe
            <kl>
            適宜
            <tools>
            適宜必要なものを
          C.「RMPrep」のインストール・起動・USBメモリーの挿入
          • ここを参照にインストールし起動します。
          • 「Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB」をパソコンに挿入します。
          D.「RMPrep」のパラメーター設定・書込み
          1. Partition Size
            MAX
          2. Volume Label
            S30 USB
          3. Bootloder Option
            FREEDOS bootable[KERNEL.SYS]
          4. Filesystem and Overrides
            FAT32」 「Boot as HDD
            Use 64hd/32sec if possible
          5. Copy OS Files
            チェック 「D:\balder
          6. Prepare Drive
            書き込み開始
           E.検証

          今回、作成した起動USBメモリーは、起動は出来ますが書き込みが出来ません。したがってもう一つのUSBソケットにメモリー(これはどんなものでもOK、pqi32GB)を差込み同時に起動します。
          すると、冒頭で書いたように、USBメモリーと内臓HDDは読み書きが出来るようになります。

          *H23/6/4追記 一部ASPIドライバーの読み込み時にストップするUSBメモリーがありました。
          • 起動USBメモリー --> Cドライブ 読み取りOK 書き込みNG
          • USBメモリー    --> Dドライブ 読み書きOK
          • 内蔵HDD      --> Eドライブ 読み書きOK
          ただしUSB1規格のため書き込み遅し、読み取りはまあまあかな??

              2011年5月21日土曜日

              「RMPrepUSB」のインストールとFreeDOSブータブルUSBメモリー作成

              インストール自体はいたって簡単です。ダウンロードサイトから落としてきてインストールするだけ!
              ポータブル版でも問題なく動作するのでこちらの方が便利かも・・・


              RMPrepUSBのインストール

              インストールはクイックスタートガイドを参照に適当に行いましょう。

              Grub4Dosをインストールする場合には少し小細工が必要です。
              1. gruninst.exeを呼び出してGrub4Dosをインストールしているようですが、デフォルトでは、「grldr」が存在しないのでエラーが表示されてしまいます。
                β版ダウンロードサイトから grldr.zip をダウンロードしてきてRMPrepUSBがインストールされたフォルダーに解凍します。勿論Grub4Dosのサイトから落としてきても良いでしょう。
                -
              2. チュートリアル37においてFreeDOSGrub4Dosから呼び出し起動していますが、「menu.lst」が存在しないためエラーが表示されます。
                β版の「FREEDOS_USB_BOOT」フォルダー内に「menu.lst」がありますのでこちらを使いましょう。新規に作成しても良いですが・・・

              FreeDOSブータブルUSBメモリー作成

              単純なFreeDOS起動USBメモリーを作成するには、「RMPrepUSB」がインストールされていれば6ステップで簡単に出来ます。


              USBメモリーを用意し、パソコンに挿入します。
              1. 1 Partition Size

                リストボックスから目的のUSBメモリーを選択し、パーティションのサイズを入力します
                MAX」を記入
                -
              2. 2 Volume label

                USBドライブのラベルを適当に編集、今回は「FreeDOS
                -
              3. 3 Bootloader Options

                FreeDOS bootable[KERNEL.SYS〕」をチェック
                -
              4. 4 Filesystem and Overrides

                FAT32」「Boot as HDD[C:2PTNS]」をチェック

                USBメモリーが256MB以下の場合は「FAT16」しか選べないと思う

                古いパソコンのBIOSによっては「boot as HDD[C:2PTNS]」では認識しなかったりするので「FDD」や「ZIP」で試してみると上手くいくかもしれません。
                近頃の新しいパソコンは上記設定でいけるはずです。
                -
              5. 5 COPY OS FILES

                Choose Copy Folder>ボタンで、「RMPrepUSB」インストールフォルダー内の「FREEDOS_USB_BOOT」を指定します。

                5 Copy OS Files>をチェック
                -
              6. 6 Prepare Drive

                水色ボタンを押す
              以上で完成です。
              RMPrepUSB」がインストールされていれば、ほんの10秒ほどで完了しますので驚きです。

              完了後は、そのまま「F11」を押すとQEMUが立ち上がり、USBメモリーのブートが確認できます。

              本家サイトでは、チュートリアル37でFreeDOSのインストール法を紹介していますが、途中までは全く同じで最後にGrub4Dosをインストールしているだけです。

              7.左中段の「Install grub4dos」を押す

              単純にFreeDOSだけ起動できても活用法が少なく、Grub4Dosをブートローダーとしてインストールすると色々な事が出来るようになります。

                2011年5月19日木曜日

                USBブートメモリーの作成ソフト 「RMPrepUSB」の紹介

                前回の記事で、USBブートメモリー作成ツール「RMPrepUSB」を少し紹介したが、改めて使ってみると非常に強力なツールだと再認識しました。

                しかし、日本語化されていないためチョット取っ付き難い印象があります。

                RMPrepUSB」のサイトでは、チュートリアルとして色々なケースを細かに紹介してあります。
                そんな難しい内容ではなく、画像をふんだんに利用してますので、流し読めば大体理解できると思いますが、ここでは基本的な使用方法など簡単に紹介してみたいと思います。

                「RMPrepUSB」で何が出来るのか

                1. USBメモリーを起動可能にする
                  パーティション作成、フォーマット
                  、ブートローダーのインストール

                  BIOSの対応(USBメモリがHD扱い、FD扱い、ZIP扱いなのか)及びUSBメモリの仕様(パーティションの構成が色々ある)によって、各種OS上からフォーマットしたり、「HP Drive Key Boot Utility」「HP USB Disk Storage Format Tool」「Bootable USB Drive Creator Tool」「usb_format」等USBメモリーフォーマットツールを使い分けなければならなかったが、これ一つ「RMPrepUSB」で全て対応できます。

                  対応するブートローダー
                  • Grub4Dos
                  • SYSLINUX  (LDLINUX.SYS+SYSLINUX.CFG)
                  • MS-DOS   (IO.SYS)
                  • FreeDOS   (KERNEL.SYS)
                  • XP/BartPE  (NTLDR)
                  • WinPEv2/WinPEv3/Vista/Win7 (BOOTMGR)

                2. USBメモリーのデータ及びMBRの消去

                  色々なフォーマットツールでUSBメモリーをフォーマットしたり、MBRやPBRを操作しているといつの間にか起動できなくなったりして、MBR、PBRを直接操作するしか方法がなくなりますが、「RMPrepUSB」を使えば見事に初期化してくれます。

                  <Clean>ボタン
                  -
                3. USBメモリーのサイズテスト及びスピードテスト

                  オリジナルサイトの紹介では、中国から通販されているUSBメモリーは容量を偽った物が多いらしい。

                  ・ メモリーサイズの確認
                  <Quick Size Test>ボタン

                  ・ USBメモリーの読み書きスピード計測
                  <Test Speed>ボタン --> <F6>or<F7>で結果表示
                  -
                4. USBメモリーのバックアップ・リストア

                  USBメモリーをイメージファイル化してバックアップ・リストアが出来ます。
                  <USB --> File>ボタン
                  -
                5. USBメモリーの情報表示

                  <USB info>ボタン
                  -
                  • QEMUでUSBメモリーのエミュレート起動

                    これは非常に便利!!

                    USBメモリーを挿した状態で <F11> を押すと起動できます。
                    -
                  • その他
                  主になる機能としては、1、2、4、6かな??


                  次にUSBメモリーブート作成の基本的な6ステップ
                  USBメモリーをブートさせるための手順(6step)


                  1. 1 Partition Size

                    リストボックスから目的のUSBメモリーを選択し、パーティションのサイズを入力します

                    MAX : USBメモリーの最大サイズを指定 <- 通常はこれを指定
                    512 : 512MiB のパーティションサイズを指定した事になります。
                    -
                  2. 2 Volume label

                    USBドライブのラベルを適当に編集
                    -
                  3. 3 Bootloader Options

                    フォーマットされた新しいパーティションにインストールするブートローダーを指定します。
                    -
                  4. 4 Filesystem and Overrides

                    適切なファイルシステムとブートエミュレーション(HDD or FDD or ZIP)の組合せを選択します。
                    -
                  5. 5 COPY OS FILES

                    <Choose Copy Folder>ボタンで、フォルダーを指定します。
                    予めフォルダー内にUSBメモリーにコピーするファイル群を作成しておき、
                    <5 Copy OS Files>がチェックされていれば、最後にファイル群を自動的にコピーします。
                    -
                  6. 6 Prepare Drive

                    ボタンを押して完了

                  さて最後にアプリのショートカットキーの紹介、覚えておくと少し便利かも・・・
                  ショートカットキー一覧
                  F1 – Help
                  F2 – Open Explorer @ USB drive
                  USBメモリードライブをエクスプローラで開きます
                  F3 – Open Explorer @ RMPrepUSB application home folder
                  アプリケーションのフォルダーをエクスプローラで開きます
                  F4 – Open menu.lst from root folder on currently selected USB drive with notepad
                  USBメモリー内に menu.lst が存在すればノートパッドで開きます(編集)
                  F5 – Refresh
                  USBメモリーを再読み込みします
                  F6 – Open USBSpeedDP.csv using the spreadsheet app. associated with .csv files
                  USBメモリーのスピードテスト結果(csv)を表示します
                  F7 – Open USBSpeed.csv using the spreadsheet app. associated with .csv files
                  同上(Excel等で表示)
                  F8 – Open USBSpeedDP.csv in notepad
                  同上(ノートパッドで表示)
                  F9 – Open RMPrepUSB.ini file in notepad
                  アプリの設定ファイル(iniファイル)をノートパッドで表示
                  F10 – Save current configuration settings to RMPrepUSB.ini
                  現在の設定を設定ファイル(iniファイル)に書き込みます
                  F11 - Run QEMU and emulate booting from USB drive
                  USBメモリーをQEMUで起動します
                  F12 – Load user pre-set menu again (if RMPrepUSB.ini file present)
                  デフォルトの設定ファイルを再読み込み


                    2011年4月25日月曜日

                    ThinkPad s30 でUSBメモリーブートを試みる

                    以前の記事(ThinkPad s30が起動しなくなった!HDDのMBR修復)において、手持ちの全てのUSBメモリーが ThinkPad s30 ではUSBブート出来ないと報告しましたが、ある日偶然にBIOS画面を見ているとUSB-HDDとして認識しているUSBメモリーを発見しました。

                    Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB(上の青い物)
                    下は同メーカー同商品名で4GB(黒)、新規購入物だが、ブート出来ず!!


                    BIOSを起動後、Boot画面で確認 [Hard Drive]欄にUSBメモリーが表示されています。



                    これは試してみる価値があると思い早速トライ。結果

                    成功!!

                    FreeDos(Balder10.img) が立ち上がり、USBメモリー(Cドライブ)、内臓HDD(Dドライブ)として読み書き出来ました。
                    2011/05/09追記
                    USBメモリー(Cドライブ)、内蔵HDD(Dドライブ)として見えてはいます(dirコマンド)が、ファイルとしては読み書きできません。勿論フロッピーディスク(Aドライブ)内は読めますのでツールも起動可能です。USB-FDDと同じ仕上げのようです。残念


                    ThinkPad S30いろいろ のサイトでは、
                    s30ではUSBメモリブートでよく紹介されている、HP USB Disk Storage Format Toolで作成したUSBメモリは使えません。

                    と紹介されています。
                    USBメモリー 「PicoDrive+」がBIOS、Boot画面で Remocable Devices(USB-FDD)として認識していますので、「HP Drive Key Boot Utility」でないとフォーマット認識出来ないのではないかと思います。

                    しかしUSBメモリー「Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB」はUSB-HDDとして認識しているので「HP USB Disk Storage Format Tool」でフォーマットして認識起動出来ました。

                    **** 注  意 *****
                    今回USBメモリー起動に成功した物(Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB)は数年前に購入した物です。
                    16GBで成功したことで気を良くし、昨日パソコン屋で安売りされていたKingmax 4GB(780円 16GBと同じシリーズと思われる)で試してみましたが、こちらは、USB-HDDとして認識しませんでした。発売時期(製造ロット)によって違うのか容量によって違うのかは判りません!!

                    従って、通販などでKingmax16GBを購入しても成功するとは限りませんのでアシカラズ。


                    では早速USBメモリーブートにトライしてみましょう。
                    下記のサイトを参考しました。ありがとうございます。

                    【私的】SYSLINUXでマルチブート(USBメモリー&ネットワーク)

                    1.USBメモリーは 「Kingmax USB2.0 FlashDisk 16GB

                    2.PCのOSは 「Windows XP Pro sp3」でOK、Windows7環境では失敗しました。

                    3.必要なソフト
                    4.手順
                    1. USB メモリーのフォーマット
                      • HP USB Disk Storage Format Tool」を起動
                      • Device欄でUSB メモリー(E:)を選択 *ドライブの選択は注意する事!
                      • File systemFat32を選択
                      • Volume label は適当に
                      • Startボタンを押してフォーマット開始
                      • 完了
                        -
                    2. USBメモリへSYSLINUXのインストール
                      • コマンド プロンプトから操作するのでアクセスしやすい場所に展開。私の場合は、c:\syslinux
                      • USB メモリ(E:とする)に対して、MBR の書き換え(-m)、パーティションのアクティブ化(-a)、ブートローダ本体(ldlinux.sys)を ルートに書き込み。
                      • コマンドプロンプトを開く
                        C:\Documents and Settings\Administrator>cd c:\syslimux\win32
                        C:\syslinux\win32>syslinux -ma e:
                        コマンドを打っても何も表示されませんが、USBメモリーのルートに ldlinux.sysが現れれば完了。
                        -
                    3. SYSLINUX関連の必要なファイルを導入
                      • ルート
                        ldlinux.sys 上記「SYSLINUXのインストール」で自動的にインストールされる
                      • syslinux ディレクトリーを作成し下記ファイルをコピーします。
                        chain.c32(c:\syslinux\com32\modules\chain.c32からコピー)
                        memdisk (c:\syslinux\memdisk\memdiskからコピー)
                        menu.c32 (c:\syslinux\com32\menu\menu.c32からコピー)
                        poweroff.com (c:\syslinux\modules\poweroff.comからコピー)
                        reboot.c32 (c:\syslinux\com32\modules\reboot.c32からコピー)
                        jp106.kbd
                        syslinux.cfg  -- 後で作成
                      • bootdisk ディレクトリーを作成しブートするイメージファイルをここに入れる。
                        balder10.img
                        -
                    4. syslinux.cfg の作成
                      DEFAULT /syslinux/menu.c32
                      MENU TITLE SYSLINUX Boot Options Menu
                      PROMPT 0
                      KBDMAP /syslinux/jp106.kbd
                      MENU ROWS 14
                      MENU TABMSGROW 19
                      MENU CMDLINEROW 19

                      #LABEL FreeDOS
                      #KERNEL /syslinux/chain.c32
                      #APPEND freedos=/kernel.sys

                      LABEL FreeDOS-Balder
                      KERNEL /syslinux/memdisk
                      APPEND initrd=/bootdisk/balder10.img

                      LABEL Memtest86+
                      KERNEL /syslinux/memtest

                      LABEL poweroff
                      MENU LABEL * Poweroff *
                      KERNEL /syslinux/poweroff.com

                      LABEL reboot
                      MENU LABEL *  Reboot  *
                      KERNEL /syslinux/reboot.c32

                          5.検証
                          • FreeDos-Balderについては問題なし
                            USBメモリーがCドライブ、本体内蔵HDDがDドライブとして認識し読み書きできました。
                            Windowsのインストールなどこれで簡単にいけそうです。
                            2011/05/09追記
                            フロッピーイメージの読み込みは殆んどOKでした。
                          • Memtest86+もOK
                          •  他のフロッピーイメージの起動については折を見て検証します。
                            しかし起動の途中、Loading boot sector で停止してしまうフロッピーイメージが多いようです。

                            下記サイトで色々と検証されています。

                            ゆ~ぞ~の備忘録
                            2009-01-14[PC] あー
                            2009-04-19[PC] syslinux 解説のつもりがGRUBの糾弾に(苦笑

                            USBメモリーのHDD/FDDモード、SYSLINUXの挙動の違いが分かりやすく紹介されています。

                            これまでの謎が何となく解ったような気がします。しかしマダマダ奥は深い
                          2011/05/09追記
                          その後の検証結果途中
                          ThinkPad s30でのUSBブートについては制約が非常に大きいようです。
                          • ブート出来る機種が限られる(当方で確認出来た物)
                            USB-FDD  PicoDrive+(GREEN HOUSE)<-これは定番
                            A-DATA PD8(青色、1GB、8GBで確認、PicoDrive+と同等?)これは現在でも購入可能!
                            USB-HDD  U-DRIVE 16GB(Kingmax)
                          • USB内のFDDイメージ等は起動できるが、FDDイメージ起動後USB内のファイルへアクセスできない
                          • USBメモリーへMBRやPBRの書き込み方によっては起動できなくなる
                            今回も色々なフォーマットプログラムを試していたら、この記事のような方法ではUSBを起動できなくなってしまいました。
                            しかし、「RMPrepUSB」を使って再インストールしたらどんな場面でも起動できるようになりました。
                          • RMPrepUSB」は非常に強力なツールのようです。日本語化されていないのでチョット使いずらいですが、USBメモリーへの各種起動インストールを手軽に行え、かつ「QEMU」によりUSBブートのシュミレーション検証も簡単に行えました。(F11で起動)感謝!!
                          今後時間が出来たらもう少し検証してみようかなともいます。
                          ちなみに現在のThinkPad s30 には、Windows2000とPuppy(Wary)Linuxが動作しています。

                              2011年4月9日土曜日

                              ThinkPad s30 の新規HDD(SSD64GB)へWinsows XP Pro のインストール

                               以前、 ThinkPad s30が起動しなくなった!HDDのMBR修復 で s30のHDDへWindows XPをインストールしましたが、この度 IDE SSD 64GBを入手したので改めてインストール方法を記述する。

                              別のPCにSSDを繫ぎ、そこにWindowsのインストールイメージを転送し、SSDからインストーラを起動するという方法を行いました。

                              USB- 2.5インチIDE変換で別のWindows PCにSSDを繫ぎ、Windwos XPのCDをドライブにセットし、次にようにコマンドを実行 (ここではドライブレターQ:が別PCのCD-ROMドライブ、E:がSSDです)。

                              >Q:
                              >i386\winnt32.exe /noreboot /makelocalsource /syspart:E: /tempdrive:E:

                              最初のコマンドでドライブをCD-ROMに変更します、次のコマンドでCD-ROMにあるwinnt32を使ってインストールイメージをSSDに転送します。

                              このコマンドを実行するとWindowsのセットアップが開きますので、新規にインストールを選択し、プロダクトキーを入力、その後の詳細オプション で「セットアップ中にインストールドライブ文字とパーティションを選択する」のチェックをはずします。

                              インストールイメージの転送が終わると、E:\$Win_nt$.~bt\Migrate.infを削除します (すべてのファイルを表示にしないと見えません)。

                              あとはSSDをThinkPad S30に戻し、SSDから起動すると、Windowsのインストールが始まります。