2010年6月20日日曜日

CentOS Server on VMware Workstation でクローン作成

現在、hiyokoが公開しているサーバーは、VMware Workstation 上で CentOS5.4 を稼動・公開しています。

CentOS を導入しているHDDは、VMware の起動時にスナップショット作成するよう設定していましたがここに来て容量が厳しくなってきたため、大きいHDDにクローン移行を試みた。

A.クローンの概要

クローンは既存の仮想マシンのコピーです。その既存の仮想マシンは、クローンの親になります。クローン処理が完了すると、クローンは独立した仮想マシンとなります。

  • クローンに行った変更は、親仮想マシンに影響を与えません。親仮想マシンに行った変更も、クローンには表示されません。
  • クローンのMACアドレスとUUID は、親仮想マシンのものとは別になります。
仮想マシンの現在の状態を保存してその状態を復元できるようにするには、スナップショットを作成します。仮想マシンのコピーを作成して個別に使用する場合は、クローンを作成します。
クローンは独立した仮想マシンですが、リンククローンの場合には仮想ディスクを親仮想マシンと共有します。

今回の目的では、リンククローンではなく、クローンを行う必要がありそうです。
また
MACアドレスが別のものになるということは、現在稼動中の CentOS は、固定アドレスを割り当てていますが、これが違うものになるということですね。したがってクローンが出来上がったら、CentOS上のコンソールでネットワークの設定をいじる必要があるということです。

B.手順

1.クローンの作成(VMware Workstation上にて)
  • VMware Workstation を起動しクローンする仮想マシンを読み込みます。
  • クローンする仮想マシンのタブを選択
  • メニュー
  • VM(M)
  • クローン作成(O)
  • ウイザード 次へ(N)
  • 「仮想マシンの現在の状態」にチェック 次へ(N)
  • 「完全クローンの作成(F)」にチェック 次へ(N)
  • 「仮想マシン名(V)」に名前を入力 「格納場所(L)」を設定し 完了
  • しばし待つ

    事前に割り当てたハードディスクは、事前に割り当てないディスクに変更されていました。
    大きくHDDを割り当てていたため、この結果には助かりました。1.2TB→300GB
2.CentOS上にて

CentOSは固定アドレスで運用しているため、netデバイスを書き換えます。
  • # system-network-config コマンドで固定アドレスの設定
  • # /etc/rc.d/init.d/network restart ネットワークを再読み込み
  • # ifconfig コマンドで確認
以上